御宿なか屋ほたる日記

2006年湯布院ホタル情報

２００６年　５月１４日　２０時現在　天気曇り　気温１３℃

今年も螢の季節がやっって来ました。数日前より常連のマサちゃんと情報交換をしながら観察を始めましたが、４月の平均気温が昨年より低いと聞き、今年は『遅いかも』って思っておりました。でも、今のところ昨年と同じような感じでしょうか？　
今晩は湯の坪川で１０匹程確認、気温が低い分飛び回る事はありませんでしたが、これから少しずつ増えて行く事とを楽しみに２００６年螢日記スタートします。
今年大阪の専門学校を卒業して、東京の会社に就職した長男『見てるか～っ』御意見お聞かせ下さいませ。

２００６年　５月１５日　２０時現在　天気曇り　気温１５℃

開始２日目、はりきって湯の坪川へ出て川下を眺めると『おっ、出ちょる出ちょる』川草の中からジワジワと湧き出る１５、６匹と、飛び回る４、５匹の螢を確認しました。丁度、マサちゃんとみっちゃんに出会い『去年にくらぶっと、ちーっとはえーごたるなえ』と声を掛けたら『そーじゃーなーっ。それと今年ん螢はちーっと大きいごたるで』とマサちゃん。確かにそう言われると大きいような気がしました。今年はちょっぴり期待出来そう、かもしれませんね。

２００６年　５月１６日　２０時５０分現在　天気曇り　気温１１℃

今晩は湯の坪を考える会の役員会があってこの時間となりました。役員会が終わり公民館を出たとたん『今日はさびいなえ』帰りながら川を覗き込みましたが一匹も確認出来ません。螢観橋まで下ってからうちに戻り温度計を見たら１１℃、さすがに螢達も『さびいんじゃろ』と納得する自分でした。予報ではしばらくお天気悪そうですね。

２００６年　５月１７日　２０時現在　天気小雨　気温１１℃

本日は、傘と長靴着用での確認となりました。仕事場の出入り口に掛けてある温度計を覗いて、諦め気分で表へ出てみるとキラリと光る・・・雨露。電燈の光りを反射する露と分かっていながらちょっぴり期待したりなんかして・・・川草の中をしらしんけん覗き込みながら螢観橋まで下ってみると、３匹程が草の奥の奥の方で寒そうにぽや～んっと光っていました。早くお天気が回復すると良いですね。『お～い、長男見てるか～っ？たまにはメールでも送って来いや』

２００６年　５月１８日　２０時現在　天気雨　気温１４℃

今日も雨で夕べと同じスタイルでの観察となりましたが、気温が高い分期待も少々高め？そんな思いで表へ出て見ました。『おっ、出ちょる出ちょる』川草の奥で十数匹の灯りを確認し、うちの塀にも五匹程が雨に打たれながら冷たそうに光っておりました。
まあ、思った以上に出てたので安心ですね。うちに戻り日記を書き始めたら、常連のりゅうちゃんが来て、パソコンを覗き込みながら『雨が降りよるけん、おらんでんしょーがねーじゃん』と言いながら『来る時見たら、下んほーから湧きよったで』と。うん、確かに期待は持てそう・・・かも。　
P.S.りゅうちゃんに出演料を請求されたので焼酎で勘弁してもらいました。

２００６年　５月１９日　２０時現在　天気曇り　気温１９℃

今朝、お風呂掃除で額に汗『むわ～っとぬきーな、雨が降らな出るかんしれん』そんなことを思いながらの観察となりました。２０時に天気と気温を確認し、表へ出たのが１０分過ぎでしたが思った通り『出ちょる出ちょる』数十匹は出ていましたね。
裏のみっちゃんが娘さんと孫を連れてうちの前で螢観察をしたいたので『去年よりゃ多いごたんなえ』と声を掛けたら『そーじゃーな、マサちゃんが大川ん上ん方も出ちょったっち言いよったで』と有り難い情報。
今年は餌の川蜷も多いような気がしました。期待が持てそう・・・かもしれませんね。

２００６年　５月２０日　２０時現在　天気曇り　気温１８.５℃

２０時に気温を確認して夜空を眺めながら表へ出たところ、さすがに土曜日とあって沢山のギャラリーさんが螢達の灯りを眺めていました。夕べよりちょっとばかり少なめ？てなことを思いながら螢観橋まで下って見ると結構（数十匹）出ておりました。ぐるり一回りしてうちへ戻り昨年の日記を見直したところ、今年の方が多い様な気がする・・・これって私だけでしょうか。観察途中御近所さんに会ったたんび『今年はどげーえ？』って声を掛けたところ、皆さん『今年ん方が多いごたんなえ』っとの御返事。これから益々楽しみですね。

２００６年　５月２１日　２０時現在　天気晴れ　気温１８℃

本日もはりきって螢観察へ出て見ました。うちの前では数十匹が低い位置ではありましたが、一斉に点滅しながらランデブーをしておりました。上流もちらほらと出始め、湯の坪橋まで行ってさらに上に目をやると煙りの中に螢の灯りが・・・消防さんの毎年恒例土嚢詰め作業後のお疲れさん焼肉の匂いにつられて来たんでしょうか。雨や台風に備えての作業ですが、もうそんな時期なんですね。梅雨入も遠い話ではなさそう？てなことを思いながら日記を書いてる時、魚屋の社長が息子を連れてやって来ました。来る途中螢を眺めながら『こん螢達はかいわれち一週間しか生きんのど、お前ならどげーする』そんな話をしたそうです。螢がきっかけで親子の縁が深まる、良い事ですね。

２００６年　５月２２日　２０時現在　天気雨　気温１７℃

本日は、寄り（会合）のために２０時の確認を麻衣子に任せて出かけました。寄りが終わり帰って日記を書こうかと思ったところ、りゅうちゃん（同じ寄りの出ておりました）が『いっぺい行こうえ』嫌いではない私は『はいはい』と誘惑に負けてしまいました。
２３時３０分頃？　チョロ酔いで戻る途中川を覗くと、まだまだ十数匹が川草の奥で光っておりました。うちに戻り麻衣子に情況を聞いたところ『いっぱい出ちょったで、綺麗やったで』との報告。雨のなかでも結構出ていたようですね。日記を始めてからほとんどうちの前を主体に観察してましたが、明日はちょっぴり足を延ばして見ようかと思います。

２００６年　５月２３日　２０時現在　天気曇り　気温１７℃

１５分程前、薄らと明るさの残る空でしたがちょっぴり遠出をしてみました。とは言っても、螢観橋を渡ってうちをバックに見ただけなんですが・・・それでも湯の坪川をはさんでうち側と向こう側ではバックの景色と微妙な明暗で違う様子を見せてくれました。２０時に一度うちに戻り気温を確認して再度螢観察へ、ちょうど湯の坪橋の手前でマサちゃんみっちゃんコンビに出会い『どげ～かえ？』と声を掛けると『今日もうんと出ちょるで、やっぱ今年ん螢は大きいで』（マサちゃん談）確かに、その直ぐ後に会った知人も『今年は大きいごたんな』と同じ返答でした。湯の坪橋より上流ではまだまだこれからって感じでしたが、下流では確実にいみっております。これからが益々楽しみですね。

２００６年　５月２４日　２０時現在　天気曇り　気温１５℃

今晩は少々冷えます。『さびーき少ねーんじゃねえ』と言われながら観察に行く途中、うちの庭で５～６匹の螢がランデブーしておりました。『思うたよりゃ出ちょんかんしれん』そんな独り言を言いながら表へ出て見ると、うちの前だけでも数十匹を確認することが出来ました。昨年の同日と比べると随分多いようですが、その分終わりも早い？かも。そんな事を考えながらも『まだまだこれからじゃわい』と思って日記を書く私でした。書いてる途中りゅうちゃんから『螢見た？』とメールがあり『見たき寄りよ』と返事を返すと、ケンを連れてやって来て『ふんっ、さびいけどけっか出ちょるで』とか言いながら焼酎を一杯飲んで帰って行きました。また明日が楽しみですね。最後に『長男、プリクラ写真見たで』

２００６年　５月２５日　２０時現在　天気曇り　気温１６℃

今日は三男坊（笑い）の麻衣子と一緒に観察に行って来ました。二人で表へ出て見ると、思った通りちょっぴり少なめ・・・風が出ていたので体感気温は実際より低く感じました。麻衣子に『さぶねえ？』と聞くと『え～っ　ぬき～で』と、こいつは風呂から上がったばかりでした。
とりあえず一周りしようと言う事で、螢観橋を渡って大川の上流を見ると低い位置でランデブーする２０～３０匹程を確認、その後湯の坪川を観察しながら上がって行きました。川の向側で麻衣子が『少ねえっち思いよったら、結構出てんじゃん』方言と若いモン言葉が入り交じって・・・『お前何人？』そんな会話をしているとギャラリーの方に声を掛けられ、お話を聞くとこの日記を見て下さっている熊本の方で、時々登場する麻衣子の事も知っておられて麻衣子本人も感激しておりました。有り難いですね。
『たまがったな　うちんこと知っちょったな』と言いながら上湯の坪橋まで行って見ましたが数匹確認しただけでした。さすがに上流ではまだ早かったようです。帰り道『ししらざびー』と麻衣子『当たり前じゃろ　なんぼ風呂上がりでんそげん格好じゃさびーわい』とあわてて戻りました。気温が低い割りには出ていた様に思います。やはり今年は早いんでしょうか。

２００６年　５月２６日　２０時現在　天気雨　気温１３℃

今日は朝から雨風の強い一日でしたね。定時に気温を確認し『今晩は無理じゃろう』と言われながら観察に出ました。
風で傘が飛ばされそうになりながら川の中を覗くと、ほんの一部分でしたが川草の奥の奥で数十匹程の灯りを確認する事が出来ました。久し振りにひと気の無い寂しい湯の坪川でしたが、それでも確実に『いみりよる』気配は感じます。
ネットの天気予報を見ると、明日の午前中まではパラリとしそうですがその後はしばらく雨マークがありません。九州南部では梅雨入りしたそうですが、明日からちょっぴり期待して見ましょうかね。

２００６年　５月２７日　２０時現在　天気曇り　気温１６℃

久し振りに昭平と二人で観察へ出かけました。お天気を心配しながら表へ出たところ、雨も上がり明るさの残る空の下でしたが、思った以上に沢山の灯りを確認する事が出来ました。
『上から見ち下ろうか』と言って湯の坪橋へ、橋の上から川下を眺めるとホントに綺麗なランデブー。昭平に『どんくれおると思う？』と聞くと『う～ん　五百匹ぐれやろか』・・・『そーじゃーなー　まちっとおるんじゃねえ』・・・数は分りませんが『うんと出ちょる』のは間違い無いですね。ぐるりと一周りする途中ちょっと寄り道、知り合いの居酒屋で一杯よばれてうちに戻ると庭の中で十数匹が飛び交っておりました。
昨年と比べるともっと先の光景のような？　さすがに土曜日とあって多くのギャラリーさんでした。明日は考える会の総会があるので麻衣子に観察を任せたいと思います。

２００６年　５月２８日　２３時４０分　天気曇り　気温１２℃

今日は、湯の坪を考える会の総会があり遅くなりました。麻衣子に観察を頼んでいたんですが、総会の帰りに居酒屋を覗くと『ありゃ』うちのモン（麻衣子も）がおり、隣を見ると消防の機械班の方々も・・・そのまんまずるずる、また飲み過ぎてしましました。帰り道『こげな時間じゃけんおらんじゃろ』と言いながら川のなかを覗くと『出ちょる出ちょる』飛び回ってはいませんでしたが川草の中で沢山の灯りを確認する事が出来ました。『こん時間にこんだけん螢を見らるんちゅうこつは』・・・明日の定時に確認するのが楽しみですね。

２００６年　５月２９日　２０時現在　天気曇り　気温１５.５℃

久し振りに松ちゃんが一家総出で螢見にやって来ました。うちのホームページの製作管理と、この螢日記を毎日アップしてくれている会社の社長さんです。『まだあかりーきひとまわりしちくるわ』と言って出かけたので、その間にちょっくらお米の精米に・・・２０時前に戻り気温を確認して表へでたところ、松ちゃん達もそろって川の中を覗き込み『今年は多いごたんなえ』と一言。『そーじゃろ、やっぱ多いじゃろ』同じ見解に一安心。後はいつまで続いてくれるかです。今晩も沢山の螢達を確認する事が出来ましたが、ほんのちょっぴり寒いために低い位置でのランデブーでした。それでも松ちゃん御夫妻におじいちゃんおばあちゃん、そして何時の間にかでかくなった息子のヨシ君、皆喜んで帰っていかれました。これも螢達のお陰ですね。

２００６年　５月３０日　２０時現在　天気晴れ　気温１７℃

今日はお昼から休館をさせて頂き大分へ出かけて来ました。１９時頃に戻り夕食の仕度を皆でしてるところに『おるん？息子のりょうまが行きてえっち言いよんけん』といつものりゅうちゃんからＴＥＬが・・・５分後、りゅうちゃんがりょうまを連れてやって来ました。りょうまは来た途端にインターネットのアンパンマンをおねだりして麻衣子と一緒にコンピューターの前、我々は有り合わせの肴でちょいと一杯。そうこうしてる間に２０時に『ほな螢観に行っち見るかな』と言ってりゅうちゃんがりょうまをおぶって、私が麻衣子におばれて表へ。『出ちょる出ちょる、しんけん多いな』と麻衣子が背中の私に・・・今季最高のランデブーでした。さぞかしりょうまも喜ぶだろうっと思ったところ『恐い恐い』の連発、どうした事か親父にぺったり甘えて・・・　今晩は本当に沢山の螢達の灯りを確認し、そして上流も随分と増えて来たように思います。ギャラリーさんも多くいよいよ本番に入った感じですね。

２００６年　５月３１日　２０時３０分現在　天気晴れ　気温１７℃

麻衣子に『螢観にいかんの？』と言われて時計を・・・『ありゃ、３０分遅刻じゃー、飲んじょる場合じゃねーど』慌てて気温を確認し麻衣子に引っ張られながら表へ出ました。『おるおる、おるけどゆんべと比べちどげーかや？』と麻衣子に訪ねると『う～ん、夕べの方が多いごたるな』そう言われるとそんな気が・・・　『ほな、ちーっと向こうまじ行っち見るかえ』と言って二人で津江川に今年初の確認へ。大川の上流から津江川にかけては、今のところ少なかった様に思います。戻り掛け学校帰りの昭平と出会い『一回りしち見るかえ』と３人で湯の坪川を覗き込み『一斉に点灯しよるやろ、かいわれち（孵化）一週間やき必死もっしじゃの』と言いながら上流へ。湯の坪橋に差掛かったころ、川上に住むマ－ちゃんがワンちゃんのお散歩をしながら下って来ました。「どげーえ、上ん方は出ちょん？』と尋ねたところ『でぇーぶん上ん方まじ出ちょんで』と聞き『ちゅーこつは、やっぱピークに入ったんやろうな』と３人の意見が一致。明日から６月、来年の為に少しでも永く続くことを願います。

２００６年　６月１日　２０時現在　天気曇り　気温１７℃

今日から６月、初めて螢を確認してから一ヶ月が過ぎました。仕事場の時計を見ると１９時２０分、表へ出ると空は明るく螢のほの字も確認出来ません。『しょーがねーな、くろなるまでちょいと時間をつぶさな』と御近所の居酒屋へ（計画的）、お神酒を一杯？よばれ２０時前に観察しながら一時帰宅。気温を確認して再び湯の坪川へ・・・『出ちょる出ちょる』と、つい独り言を言ってしまいそうなくらい沢山の螢達。
うちの前から上流の方はまだまだって感じでしたが、今夜は湯の坪橋から螢観橋まで本当に綺麗なランデブーを確認する事が出来ました。上湯の坪橋まで観察に行って見たところ橋より上流も結構出ており、この光景から判断するとうちの前はピークだと思います。帰り際マサちゃんと出会い『どげーかな、今が盛りじゃろか？』と訪ねると『そーじゃーそーじゃー真っ盛りじゃわ』さすが螢観察のプロ・・・鋭い判断でした。週末もお天気良さそうですね。

２００６年　６月２日　２０時現在　天気曇り　気温１７℃

２０時に気温を確認して表へ、空は明るく螢はパラリとしか確認出来ません。と言いながら今日も飲み会・・・温湯区温泉まつりのゆ文字焼きの反省会。今年は湯の坪が座間えで若い衆が中心となりたいまつ作り設営を行ない、温湯区消防団さんに点火をして頂き無事に終了する事が出来ました。その打ち上げが終わり、帰り際（２２時頃）の確認となりましたが思った以上に出ておりましたが『うん～、ちょっと飲み過ぎたので明日詳しくお伝えします』　取り合えず『おやすみなさい』・・・

２００６年　６月３日　２０時現在　天気晴れ　気温１８℃

夕べの汚名挽回とお酒を控え、はりきって表へ出て見たところ凄い数の・・・ギャラリーさん。薄らと明るさが残る空で、螢達はまだまだ目立ちません。取り合えず上流から見て回ろうと上湯の坪橋へ『おっちょるおっちょる、思うたよりゃおっちょるな』と独り言。戻り際ナイトウオーキング中の御近所さん達に『今年はホント多いなえ』と声を掛けられましたが、会う人会う人皆同じ思いのようですね。下湯の坪橋まで戻り川下を眺めると、暗さの増した川面には沢山の螢達がランデブーをしておりました。その螢達に見とれていたら『螢見た？』とりゅうちゃんから携帯メールが・・『今見よる、うちの前で待つ』と送信。家に戻り缶ビールと柿ピーを用意して再び表へ出ると、愛犬のケンを連れてお出まし『まっ、いっぺー飲みよ』とビールを差し出すと『めい晩めい晩よー飲めるんなえ』と言いながらプッシュと缶を開ける音・・・　只今、螢もギャラリーさんもピークです。

P.S. この、酔いどれ螢日記をご覧になって、螢を観に来ていただいた方、『観に行ったぞ』と一言でもいいので、メールでご報告いただけたら嬉しいです。
info@nakaya-yufuin.jp
よろしく！！楽しみに待っています。

２００６年　６月４日　２０時現在　天気曇り　気温１８℃

今日も沢山のギャラリーさんでした。螢は？・・・数は多いのですが夕べも思ったんですが、何となくピークは過ぎたかなって感じです。２０時過ぎに１０分程湯の坪橋から川下を眺めていましたが、光が何となく弱いような気がしたのは私だけではなかったですね。りゅうちゃんが散歩の途中に同じ思いをしたそうです。と言いながらまた一杯行ってしまいました。小料理屋さんからの帰り際、再度湯の坪橋から川下を眺めると結構な数光ってます。時計を見ると２３時過ぎ・・・来年の為に一生懸命！　私達も次世代の為に何かを、そんな事を考えさせれれる光景でした。

２００６年　６月５日　２０時現在　天気晴れ　気温１９℃

夕べの日記を今朝方確認してビックリ、文章がひっちゃかめっちゃかの酔っぱらい・・・　今夜はお酒をちょっぴり控え、麻衣子に『ちょいと行っち見るか』と言って一緒に表へ。出る時気温を確認したら今季最高！でも、思った通りちょっぴり寂しさを感じる光景でしたね。ここ数日減って来てると感じていましたが、今晩の景色をみてハッキリとピークは過ぎたって実感しました。一回りしてうちの前に戻った時、ケン（愛犬）を連れたりゅうちゃんが川下からやって来て『メール入れたけど返事がねーで』『すんましぇ～ん、携帯を家に置いたまんまでした』とお断りして麻衣子に『お詫びのレイの物を』と持って来てもらった缶ビールをプシュ～と缶を開ける音が・・・そして今日も螢見酒。一杯飲みながらりゅうちゃんが『ざーねさみゅしゅなったなえ』と一言、毎夜ケン（愛犬）の散歩をしながら見てるだけの事はあって鋭い。確かに山は越したんですが、それでもまだまだ螢達は頑張っております。

２００６年　６月６日　２０時現在　天気晴れ　気温１９℃

お天気、気温共に上々・・・でも、夕べよりもちょっぴり寂しい湯の坪川。一回りしてうちの前まで戻って来たところに隣のおばちゃんと出会い『だいぶん減っちきよんなえ』とのお言葉に『ホントなえ、寂しゅなりよんなえ』・・・現実を再確認し帰宅しようとしたところ、魚屋の会長さんが孫を連れて観察中。『どげ～ですか？』と声を掛けたら『たいぶん少のなったけんど、それでんまだ何千かおるで』との御意見にこれまた同感。確かな数は分りませんが、湯の坪橋から螢観橋にかけてまだまだ沢山の螢達がランデブーし来年に向けて頑張っております。『今年はざーね多いなえ』これは皆さん共通する思い、後は少しでも永く続くことを願います。

２００６年　６月７日　２０時現在　天気曇り　気温１９℃

『もわっ』とする絶好の螢日和、ちょっぴり期待して表へ・・・『やっぱり』と思いながら川を覗き込んでいると、川上からトッさんが下って来て『でーぶん少のなったでなー』っと一言。毎日観察してる方々は、日に日に寂しくなるのを感じております。一回りしましたが、本当に少なく螢の灯りもピークから比べると弱々しく見えました。
話は変わりますが、昨日この日記を御覧頂いてる方から御便りを頂きました。初年度の時から御覧頂いていると言う事で本当に有り難ですね。私のネット関係のお師匠さん（アウルの社長）に『自己発信じゃ』と言われ初めた日記も８年目。皆さんに支えられここまで来れたと思っております。これからも螢同様宜しく御願い申し上げます。
PS 日記を書いてる途中同級生からお誘いが・・・７日中にアップする事が出来ませんでした。

２００６年　６月８日　２０時現在　天気雨　気温１４℃

１９時から公民館での寄り（会合）に出席する為に麻衣子に観察を任せました。今日は朝から台風なみの雨と風でほとんど諦めていましたが、寄りが終わり公民館を出た２２時頃は雨風も大分弱まり、湯の坪橋から川の中を覗き込むと草の奥で微かに光る十数匹の螢を確認しました。帰り着き情況を聞いたところ、２０時の時点では数匹しか確認出来なかったみたいです。明日はお天気が回復するそうですが、今日の雨風の影響が心配ですね。
昨日も読者の方から御便りを頂きました。本当にありがとうございます。

２００６年　６月９日　２０時現在　天気晴れ　気温１６℃

夕べのお天気がウソのような月夜でした。お陰で空が明るく螢達が目立ちません。
麻衣子と二人で一回りしましたが、月夜のせいだけでは無さそうですね。
『やっぱ少ねーな』と言う麻衣子の言葉に『そんとーり』と言ってうなずくオヤジ・・・　そろそろ終わりの文句を考えなければってなこと思っていたら『こんばんは～　あ～っ腹イテッ』と言いながらりゅうちゃんがやって来ました。『どげーえ　外はまだ明りーかえ？』と訪ねると『あ～　まだ明りーけんど螢はぼちぼち終いで　あ～っ腹イテッ』腹痛以外は同じ思い。
それでもまだまだ螢たちは頑張っており、ギャラリーさん達も『スゴイねスゴイね』と喜んでおられました。明日は土曜日、沢山のギャラリーさんで賑わう事と思います。

２００６年　６月１０日　２０時現在　天気曇り　気温１７.５℃

定時に気温を確認して表へ出ましたが、夕方？かと思うくらいの明るい空。上湯の坪橋と螢観橋を何度か往復して暗くなるのを待ちましたが、とにかく凄い数のギャラリーさん、今季最高！。ところで螢は、と言うと・・・随分寂しくなっておりました。今は湯の坪橋から上湯の坪橋の間が盛りのようですね。日に日に少なくなって行く螢達ですが、まだまだ頑張ってくれてます。

２００６年　６月１１日　２０時現在　天気曇り　気温２０℃

今季初の気温２０℃。今夜は昭平と麻衣子を引き連れ、と言うか連れられて表へ・・・
夕べと同様空はまだまだ明るい。『ほなちょいと向こうまじ行っちみるか』と言って津江の沈み橋（場所が分りませんよね）まで遠征。今年初めてでしたが、うちの前より出が遅い分丁度今が盛りの様でしたね。一回りして湯の坪川に戻った時にはすっかりと暗くなっておりましたが『やっぱ少ねーな』と麻衣子の一言・・・そろそろ最終回を考えております。

２００６年　６月１２日　２０時現在　天気曇り　気温２０℃

今夜も明るい空、それでは暗くなるまでちょっと一杯・・・３０分程時間をつぶして湯の坪川へ戻って見ると、思った以上に少ないですね。今年は本当に沢山出てくれただけに、余計に.寂しく感じてしまいました。
毎年思うのですが、この終わりの時期になると螢達の動きが早くなる、と言うか活発になっています。ピークの時はゆっくりとした動きで『優雅』な景色を見せてくれていましたが、終わりが近付くと来年につなぐ為に皆一生懸命なんでしょうね。
４月末に数匹確認して、今夜の螢達の舞う姿を見て『お陰様』そんな気持ちでいっぱいになりました。
我々が創った物では無く、自然が与えてくれた景色に『お陰様で』そして湯の坪にも『お陰様』・・・私の子供の頃と比べると、湯の坪は大変な様変わりをしております。時代の流れで仕方のない事かもしれませんが『お陰様で』と言う気持ちを持つ事で、少しでも昔の湯の坪そして本来の地域を守っていけるのでは・・・そんな事を螢達に教えてもらいながら２００６年の螢日記を終えたいと思います。長い間お付き合い頂き本当にありがとうございました。また、来年お会い出来ましたら幸いでございます。